The Rose

 高校を出て初めて正規雇用として働いた会社で・・・人間関係に悩んでいる私のロッカーにある雑誌の記事がそっとおいてありました。

記事の見出しには
「アサーティブネス人間関係を考える」
とありました。

あの会社で毎日つらそうにロッカーで一人泣いていた私をみかねた先輩の誰かがおいて行ってくれたのでしょうね・・・。

高校を卒業してすぐ働いたのはアルバイトでスーパーの電話交換の仕事でした。
私の高校は、卒業したら大学進学もしくは就職がほとんどでした。
私も例外ではなく、東京の大学に合格し楽しい気持ちで上京したことを今でも覚えています。
春の気持ち良い風の中、調布の町を散歩するのがたのしくて大学の周りを何週も歩いたのを覚えています^^

そんな入学式の前日の夜・・・次女から連絡がありました。
母親が毎日のようにうなされていると電話でした。
お金がない・・・どこにもない・・・と・・・。
会社の金庫からもってこないと、借金も払えない・・・私達生きていけないの・・・。

家が裕福ではないのは昔から知っていましたが(夕飯が缶詰一個のこともあった家です(汗))
しかし、大学進学のお金はどうにか都合をつけてくれたのだと思っていました。
そこが私の考えが甘かったのです・・・。
私が進学したいのを知っていた父親も母親も私には言えなかったということ後でしりました・・・。

あの頃は就職が氷河期と言われる時代でした。
就職活動をしようとも高校をでたての私はどうやって就職口を探せば良いのか???右も左もさっぱりませんでした。

私の高校は大学進学が多かったので、みんなからは、楽しく大学生活を送っているよ!
今度遊ぼうよ!という楽しそうな内容のメールばかりが届きました。

それを読むたびに何とも言えない無気力感に襲われていくばかりでした・・・。
2か月ほどは何もする気が起きずそれこそ空虚感でいっぱいでした。
生きているのかいないのか・・・私って誰???というように、からっぽな状態でした。

その頃見るにみかねた長女が、駅前のスーパーの電話交換のバイトの求人があったと持って来ました。
私も家にいても何もすることないしな・・・と思い面接にいきました。
交通費が半分しか出ない時給600円のアルバイトでしたが、何もしないよりは働いたほうがよいだろう。
と思いとにかく働くことにしました。

それから10ヶ月ほど経った頃・・・ある日電話が鳴りました。
「○○~大学にいかなかったと先生後から知ったんだ、よければうちの学校の卒業生がほしいと言ってくれる地元の企業さんから連絡があったから面接に行ってみないか。」
その先生の言葉が、涙がでるくらい本当に嬉しかったのを今でも忘れません。

面接にいったのは土木建築のコンサルタントの会社でした。
私が理系希望だったことを覚えていてCADシステムの仕事を紹介してくれたのです。
先生のつてということもあり、まだ19歳の右も左もわからない(高卒ですからなにの知識もない)私を採用してくださいました。
女性で知識もなにもないのに最初からCADを触らせてもらっていました。

私はとにかく仕事を一生懸命覚えて周りに迷惑をかけないようにがんばっていました。
しかし、覚えが悪いですし・・・図面をひけるわけでもない、測量に携わったことがあるわけでもない
そんな私が、数百万円もするCADシステムを預けられたのですから・・・周りにとっては面白く無いでしょう・・・。

30代半ば位の男性上司に毎日のようにいやがらせを受けたり、罵声をあびせられたり・・・(出て行け!汚い!などなど)総務の女性先輩にさんざん陰口をたたかれてロッカーにはみたくないものがたくさん入っていたり。

本当に会社に行くのが嫌でした。
嫌と言うより身体が拒否しました。

でも、その時ある女性の先輩がある雑誌の記事をそっと・・・ロッカーに置いていてくれたのです。
「アサーティブネス人間関係を考える」
という見出しでした。

その中にニューヨーク在住の映画監督 栗原奈名子さんの言葉があります。

『親には小さい頃からずっと、『わがまま』だって言われ続けて、社会に出れば『変わっている』つるんで行動するのは嫌い。結婚したからって自分の生き方も決まっていないのに子供はつくれない。そんな栗原さんが自分の思いをそのまま口にすると、たびたび周囲とずれ、あつれきを引き起こした』

『周りの期待通りに行動すれば、みんなの喜ぶ顔が見られる。でも私は息苦しくなる。その板挟みばかり。自分がいけないのだって思うこともおおかった』

しかし、栗原さんはNYに渡って初めてそのままの自分の魅力を知ったのです。
『例えばこのみっともない天然パーマのこの髪。親には広がってみっともない!って言われたのに、NYの美容院ではこれがチャームポイントなのよ!とブファーとよけに逆立てられる(笑)積極的に発言すると評価される、友達ができる。すっかり自信がつきました。』

その頃の私はこの栗原さんとはまた違うことで、抜け出せなくていたのですが・・・この記事をそっとおいていった人がいたということが私にとって唯一の救いでした。

朝起きて会社に行くまでに毎日吐き気がとまらず、通勤途中倒れそうになることも多々あったので1年をまたずに退職しました。
せっかく紹介してくださった高校の先生に顔見せができない・・・せっかくの紹介にもこたえられない自分がどうしようもなく大嫌いでした。

それからしばらくは、アルバイトを続けながら心療内科に通いました。
今のようにストレスで通うというイメージがなかったので、近所の人には奇異の目でみられることも多かったです。
うつ症状も色々な症状がありますが・・・苦しい時期を抜け出すのに十数年・・・かかりました。
薬の飲み過ぎで救急車で運ばれたこともあります。

家族が心配するので今でもまだ安定剤と睡眠導入剤は処方してもらっています。
ここ4年ほどはのまなくても眠れるようになりましたし、気持ちも安定しています。

うつ症状の人が増えても減らないのは、今の社会では当然なのかもしれません。

薬だけでは負担はとりのぞけないのです・・・。
薬は必要ですが・・・薬以外の療法もあわせておこなうことが必要だと実体験から感じます。
病院に診察に行くと苦しんでいる人たちをみかけることもあります・・・そんな時に薬だけではなくてもっと他のワークも一緒にできたら・・・きっとどれだけの人が私のように楽しく人生をすごせるようになるだろうに・・・といつも思うのです。

考え方を変えるということは、容易ではありません。
いくらワークや療法をしても、変わることがないこともあります。
私はかなり強制的に変えたので、そのために2年間に20kg痩せました。
自分の嫌なところもたくさんみつめます・・・なので苦しい時期を乗り越えるのが本当に辛いのです。
生育環境や親の影響・・・色々なものが重なりあって、その人の考え方のもととなる部分をつくりだしている。
その自分の嫌なところを嫌というほどみつめて、そして受け入れる。

その考え方や発想を違う方向に転換する練習をしないと、どこにいってもまたうつ症状が再発する可能性が高いのです。

私も発想を変えるのが難しくて難しくて、どうしてもいつもの思考パターンに陥ってしまうということを繰り返しました。心臓が痛くて苦しくて投げ出したくなることもたくさんありました。
それでも、何度も何度も自分の陥りやすい発想を別な発想に転換する練習を色々な方法でずっと続けたのです。。。

何度繰り返しても抜けられず、色々な学校にいったり、色々な本を読んで・・・やっと光が見えてきたのが16年程たったここ最近です。

朝来るのが怖くて、毎朝呼吸が苦しかった・・・薬を飲んで記憶を失って救急車で運ばれて先生に怒鳴られる・・・。母親は先生と喧嘩して、私は病院から追い出される。
行く病院もなくなりました・・・。

そして、毎日朝を迎えることが地獄のようで恐怖にふるえていたのに、太陽に挨拶ができることはなんて幸せなのだろう!!と思えるようになったのです。

仕事の資料を整理しようと本棚を整理していたら・・・先輩がそっと渡してくれた「アサーティブネス」の記事をみつけて思わず書きたくなってしましました。

うつ症状で死にたいと悩んでいる人や苦しんでいる人をみかけるといつも思います。
命は大切に・・・粗末にしてはいけないといいますが、その人が楽になるならその人が幸せになれる道をと思います。

生きるということは基本的に苦しいのです。
なので、生きていることはそれだけで本当に素晴らしいことなのです!

ここにいるひとりひとりがかけがえのない存在なのです。

最後に私の好きな詩を

寂しすぎる夜や
道が長すぎてあきらめたくなる時
愛は幸運な人や強い人にだけに
与えられると思った時
どうか覚えておいて
冬の厳しい寒さを
雪の下で耐えている種が
太陽の愛を受けて
春にはバラの花を咲かせる事を


文章が全然まとまっていませんが、乱筆乱文お許し下さい。
今日は少し大きなテーマになってしまいましたが、ふと書き溜めたくなりました。
長文読んでいただきありがとうございます。





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by tocotoco-o3po | 2012-02-16 01:11 | 気になること・・・

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